開催概要Outline

宝塚は映画の都だった!
宝塚で作られた映画の
大特集

宝塚は映画の都だった!古くは戦前、1938年に開設された宝塚映画。戦後、1951年に「宝塚映画製作所」として再出発。しかし、スタジオの焼失という事態に遭うも、1956年4月、最新鋭の設備を誇る東洋一と謳われたモダンな撮影所がオープン。時あたかも日本映画の全盛期、最新の設備をフル稼動し、時代劇からミュージカル、お得意の人情喜劇、そして文芸大作まで多種多様な映画を作り続け、日本映画の快進撃の一翼を担うなど、映画の黄金期を支え続けた。宝塚の街には、黒澤明、木下恵介、小津安二郎、谷口千吉、稲垣浩、久松静児ら名監督から、森繁久彌、三船敏郎、加山雄三、美空ひばり、江利チエミ、司葉子、新珠三千代、原節子など伝説の映画スターの姿が見られ、街のあちこちで撮影が行われるなど、まさに宝塚は「映画の都」!

24回目となる宝塚映画祭では、7本の宝塚映画を上映します。山崎豊子の自伝的小説を川島雄三監督が映画化した傑作『暖簾』(1958年)、今年生誕百年を迎える二人の監督――井上梅次監督のミュージカル映画『太陽を抱け』(1960年)、福田純監督のアクション映画『血とダイヤモンド』(1964年)、両作とも監督の力量とともに宝塚映画の質の高さを見事に示す娯楽傑作です。また豪華スターたちが7組の夫婦になって競う必見のオムニバス傑作『団地七つの大罪』(1964年)、加山雄三&星由里子主演の“坊ちゃん”現代版『何処へ』(1966年)、渥美清主演の時代喜劇『風来忍法帖 八方破れ』(1968年)、それに谷口千吉監督・森雅之主演の抱腹絶倒喜劇『カモとねぎ』(1968年)など、多彩で多様な宝塚映画の数々を上映いたします。映画の面白さと共に、宝塚近辺で撮影されたロケ地を探しあてるのも楽しみな作品群です。

「関西映画傑作選」として阪神間、大阪で撮影された作品――名作の最初の映画化で来年生誕百年を迎える高峰秀子出演の『細雪』(1950年)、没後60年を迎えた川島雄三監督の傑作『わが町』(1956年)を上映します。また宝塚出身で今年1月に亡くなった龍村仁監督を偲んで、『地球交響曲 ガイアシンフォニー 第三番』(2015年)と遺作となった『地球交響曲 ガイアシンフォニー 第九番』(2021年)を上映します。

会 期2023年11月3日(金・祝)〜
11月9日(木) <1週間>
会 場宝塚シネ・ピピア
(阪急宝塚線「売布神社」駅前/ピピアめふ5F)
主 催宝塚映画祭実行委員会
★宝塚映画祭実行委員会は、「令和元年度 宝塚市 市民文化賞」を受賞しました!
共 催宝塚市
公益財団法人宝塚市文化財団
後 援株式会社エフエム宝塚
協 賛国際ライフパートナー株式会社
協 力シネ・ピピア
すみれ座
お問い合わせ宝塚映画祭実行委員会
(シネ・ピピア内)
〒665-0852
兵庫県宝塚市売布2-5-1-5F
Tel. 0797-87-3565 
Fax. 0797-83-1013

プログラム概要Program Outline

宝塚映画名作選

『暖簾』
川島雄三監督 没後60年/
山崎豊子 没後10年
『太陽を抱け』
井上梅次監督 生誕100年
『血とダイヤモンド』
福田純監督 生誕100年
『団地 七つの大罪』
小林桂樹 生誕100年
『何処へ』
佐伯幸三監督 生誕111年
『カモとねぎ』
谷口千吉監督 生誕111年/
森雅之 没後60年
『風来忍法帖 八方破れ』
山田風太郎 生誕101年

関西映画傑作選

『細雪』
2024年 高峰秀子 生誕100年
『わが町』
川島雄三監督 没後60年

〈お客様へのお願い〉